「筋肉は休んでるときにつく。」
昔の僕が聞いたら、きっとこう言ってました。
「は?ズルしてんじゃん。」
でも今ならハッキリ言えます。それ、事実です。

筋肉って、トレーニングしてるときには“壊れてる”んですよ。バキバキに破壊されてる状態。これを「筋繊維の微細損傷」って言うんですが、これだけだと、ただ壊してるだけ。
つまり、筋トレは“破壊活動”なんです。
で、その壊れた筋肉が**「修復されていくとき」**に、前よりもちょっとだけ強くなる。それを「超回復」といいます。
そして、これが行われるのが――そう、「休んでるとき」なんです。
若いころは、徹夜で遊んでも翌日はケロッとしてた。でも今は、ちょっと寝不足が続いただけでパフォーマンスがガタ落ち。
中高年になると、「疲れてることに気づかない」状態に陥りやすい。

僕もそうでした。
なんか体が重い。でも「まぁ年だから仕方ない」と思ってた。
でも違った。
疲れてることに慣れてただけだったんです。
筋トレって、「建物のリフォーム」に例えると分かりやすいんですよ。
トレーニングで古い壁を壊して、
プロテインで材料を仕入れて、
睡眠と休養で「新しい壁を丁寧に塗り直す」。
この流れがあるからこそ、体は変わる。
でも、壊すばっかりだったら?
新しい壁を塗る暇もなく、ボロボロのままになりますよね。
「オレ、週7でジム行ってます!」
って言ってるのに全然変わらない人、実はこのパターン多いんです。
休んでないんです。

だから僕は、**「ゆるトレ」**を毎日やるスタイルを勧めています。
「毎日ジムに通え」とは言ってません。
歯磨きスクワット10回でもいいんです。
肩を回すストレッチ3分でもいい。
階段を意識して登るだけでも。
小さな刺激を「習慣」として続けて、
週に数回しっかり筋トレした日は、ちゃんと休む。
これが中高年が“筋肉を育てる”リアルなやり方です。
昔の僕は、「毎日追い込む=本気」だと思ってました。
でも今は違う。
“休む”って、めちゃくちゃ本気の行動なんです。
だって、サボってるようで怖いでしょ?
「また太るんじゃないか…」
「筋肉落ちたらどうしよう…」
その恐怖と向き合いながら、あえて休む。
これができたとき、体ってちゃんと変わる。

筋トレが好きになってくると、休むのがもどかしくなります。
でも、そこをグッとこらえるのが**“大人の筋トレ”**。
疲れてることに気づける自分。
それを受け入れて、あえて休む勇気。
これが、48歳からの僕を変えた第2の習慣でした。
「やらないことを決める」。
これも、れっきとした筋トレなんです。












